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[401] 線の細いエルフの美女
>>400 ──…リリィ。リリィ・エヴァンズ。(生家も住んでいた故郷も追われ辿り着いた場所が地下の陰気なオークション会場である現実にやや諦め半分のため息を溢し。自分の容姿に釣り上がる金額もどこか他人事のように耳に入れながら細く白い首ににつかわしくない鉄の首輪に手をかけその硬さと分厚さにやれやれともう一度首を振った矢先、会場を静寂へと落とす一つの声に漸く顔を上げると自分を見る体格の良い男に目が釘付けになり。その人の声だったのか、と余韻に浸る間も無く今度は会場裏へとやや雑に引っ張られていき、相対した相手の背丈に驚くもののこの人が自分を高額で買ったという事実ゆっくりと信じ込んで行っては相手の問いに素直に名前を名乗り、人間である相手にどう尋ねるのが正解だろうか、と緩やかに首を傾げながらガラス玉のように澄んだ瞳を真っ直ぐとむけ。)…私は、貴方のことを何で呼ぶのが良い? ─── 萌や萎、容姿や性格は貴方の好みを知ってからの方が良いと思って、ひとまずは声かけ。 検討をお願いするね。

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