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[462] del_log
チッ、なぜわたくしがこんな粗末な場所へ……。姉上も兄上も、ああも愚かとは。 ところで店主、わたくしご不浄へ……――――はぁ!? ここで!? 垂れ流せと!? 無理ですわ無理ですわ無理ですわ!! 出しなさい!わたくしを!!!今すぐこの檻から!!誰かー!! (背後から頭を殴られ気絶している間に嵌められた金属製の手枷には魔力封じの紋が刻まれており。得意の魔法での脱出は不可能と悟ると、その高貴な身なりが収まるにはあまりに見窄らしい鉄檻の隅で自らの現状を嘆き、大きすぎる独り言を延々垂れ流し。ふと催すなり鉄檻の外で気怠げに客の呼び込みをする奴隷商人に声を掛けるが、想定外の返答を受けて力任せに手枷を檻にガンガンと叩き付けて、澱んだ空気に満ちた市場内で騒音を掻き鳴らし) とある小国の姫。自分で言うのもなんですがかなりのお転婆ですの。王位継承権は4位、その座に興味はないけれど、王の唯一の正室の子であることが嫌われ、継承権上位の姉と兄に賊を雇われ嵌められたようですわ。国では行方不明扱いとなっているようで、この奴隷商人もわたくしの身分は知らないようね。 それはそれとして、どんな形であれ窮屈な王宮から解放されたのは単純に気分がいいわ。後は――そうね、わたくしを匿いながら共に時間を過ごしてくれる者がいると嬉しいのだけど。 何を隠そうわたくし、類まれなる魔力量の保持者ですから、戦闘はお手の物。冒険でもなんでもお付き合いできますのよ。わざわざ危険な道を歩まずとも、山奥で隠れ住むでもよいですが。 わたくしを探しに来た世話係や従者、婚約者や王立学園の同級生、あるいは面識はないけれど、この状況でわたくしに同情した初対面の人間や、わたくしの姿に見覚えがある軍人……お相手くださるならどんな関係性でも構いませんわ。性別も問いません。 金髪ドリ……いえ、いわゆる縦ロールのロングヘアにアメジスト色の瞳、年齢は15歳で身長は150cmほど。母上譲りのボンキュッボンですわ。桃色のドレスは少し薄汚れてしまいましたが、どんなボロを着ていてもわたくし自身が美しいですからね、檻に囚われていようと溢れ出る気品は隠し通せませんことよ。 展開や絡みの内容はあまり考えていませんの。お相手次第かしら。2人で考えて決めるといたしましょう。

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