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王子さまとその従者、あるいは下僕。
そんな関係だった俺と貴方。有名財閥の御曹司である貴方。その有り余る財力と類稀な外見の美しさで誰をも従わせて来た。…俺もその一人。
だが、長年続けてきた不正を暴かれ、見る間に貴方の生活が崩れた。目が眩むような財力が無くなれば、貴方の側に人間は近寄らなくなった。
下を向いて、整った唇を噛み締めて。…そんな無力で、見る影もない程惨めな貴方が、堪らなく、好き。愛してるんです。貴方を。
下に見ていた俺に飼い殺されて、もっと壊れて行けばいい。…どうせ死ぬ勇気さえ無い甘ちゃんの貴方だ。さあ、この手を取って。
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財力と整った容姿で男も女も全て従わせて来た貴C。
当Cも世間的に名の知れた財閥の出身。しかし資本から見ると貴Cには及ばず、その為、従者の様な扱いを受ける。
しかし突如として貴Cはその後ろ盾を失う。今まで従わせて来た者達はせせら笑うだけ、助けなどする筈もない。
そんな時、下僕扱いしていた当Cが貴Cの生活を保障すると手を差し伸べる。だが、それは甘く優雅な生活等ではなく、籠の鳥のような軟禁生活だった。豪奢なベッドの上、執拗な調教が始まる…。