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[21425] 鬼
──村の外れ、色とりどりの花咲き乱れる小道を抜けると一軒の屋敷が佇んでいる。
その場所は妖の住む屋敷と街の大人たちからは恐れられ、昔から子ども達が絶対に遊びに行ってはならないと言われる禁忌の場所だった。
その屋敷に住む“美しい青年”は『人の悲しみを操る鬼』。
人間の心を操り悲しませ、涙に暮れさせることで生きて行く冷酷な鬼だが、優しすぎるが故に彼は一族を離れひっそりと身を隠し、1人で生きていた。
夜になれば封じ込めていた鬼が姿を現すが為に、誰も近づく事がないように、迷い込んだ人間の記憶をも消し、孤独に生きてきた。
自身の優しさ故に悲しみを得ることのできない鬼は、やがて消え逝く存在。
或いは、彼の意思とは裏腹に人の悲しみを求めて暴走するかのどちらかだった。
少しずつ彼の身体は蝕まれて行く。
そんな時、1人の孤独な青年が彼の前に姿を現す
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妖×人間の、切なくも美しい恋愛ストーリーです。
青年は彼に一目惚れをし、自分の孤独をも癒すように彼の側に居ることになりますが、夜になる度に苦しそうな彼を放っておけずに自ら自分の心を差し出すことを申し出ます。
苦しさを癒す為に、たった1人の大切な存在を壊してしまう事を恐れる鬼と、そんな彼を愛おしく思ってしまった青年の物語です。
募集は、リバ〜攻めの青年です。
ストーリー重視ですが裏も定期的に入れていきたいと思っています。
長くなりましたが、設定に興味を持ってくださった方がいればお声がけくださいませ!