[1] 17歳
僕の村には古い伝承がある。 7歳になる子どもの額に形代を置き、その形代に変化があれば霊力がある子供とみなされ、18歳になったら性別問わず神の元へ輿入れさせるというもの。 しかしもう100年も霊力持ちの子供は現れなかったので、子供の健やかな成長を願う儀式へと変わっていた。 そんな中、当時7歳だった僕の額に乗せた形代は光の粒となって消えた。僕は霊力持ちと判明し村はお祭り騒ぎ。 でも、僕は輿入れを受け入れて当然だと言わんばかりの周りも、霊力持ちの自分も嫌だった。 そして17歳最後の日となった僕は、儀式の最中にこっそり抜け出し着飾った白無垢のまま村の出口まで来た。もう少しでこの村から出られるという所で後ろから問われる。 「どこへ行くのか」と。僕は本能で、その声の主が神様だとわかった。 BLで攻めの神様を募集します。 版権もしくは創作で、版権の場合は刀剣乱舞のみ。その場合他の男士は担当します。 再募集です