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[503] 妖が見える青年
お前が消えてどれくらい経ったのか分からへん。俺とは相性が合わなかったのかもしれへんし、それとも他に居場所を見つけたのかもしれへん。 お前と一緒に過ごした時間は、縋るには短過ぎるほど一瞬や。せやけど、そんなお前に俺はどうしても言いたい事があんねん。せやから見とるんやったら、これが最後や。耳かっぽじって、よう聞きや。 ええか、俺は。俺は、お前が居なくなった所で全然寂しいなんて思ってへん。 ただ、もう少しお前に抱きしめて貰えるもんやと思っとったから。せやから、突然何も言わへんで居なくなって、驚いとるだけや。ただ、それだけや。 ええか。俺は、お前の事なんか好きやない。せやから、お前はせいぜい元気に暮らせや、アホ狐。

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