[1046] 騒がしいΩの子
　 もうどれくらい前だっけ…俺物覚え悪いですからもう覚えてないけど、これだけは覚えてるんだよね。部屋の名前とお泊まりで芋の料理作って食べたの。俺も騒がしいし、俺の事番にしてくれた貴方も声がでっかくてある意味騒がしかった。だから名前が騒音組。──きっともう此処には居ないでしょうね、…いや仮に居たとしてももうお相手居ますよねぇ…。 一回此処で再会してやり取りした最後に零してった言葉が怖くて姿を消した俺が、「会いたい」なんて言えた事じゃ無いからさ。そんな事言わないですけど、ただ…心の底からごめんなさい。あれから体調は良くなりましたか、ずっと心配です。もっと我儘言うと一目見れたら話せたら、嬉しいな…なんて。はは、今更何だって言われるかもしれない、でも心配してるのも謝罪の気持ちも本心だから。 随分前の事だしわからないけど…もし、本当に奇跡的にまだ此処に居て謝罪が目に止まればいいなと…。矛盾してるし都合いいよね俺、挙句に長たらしく未練がましくごめんなさい。