[663] しののめ かずき
また春が来た 春が来る度にお前と背後さんの事を思い出す。 身体が弱かったから きっと体調を悪くしたんだろう、と分かってはいても 何年経った今でもこうして思い出す。 お前には話してたっけか 俺、普段は受けなんてやってなかったんだぜ やってても 楽しいな面白いなと思う相手に出会わないから お前に出会えた時は、どうしてこんなに…好きになるなんて思いもしなかった。 久し振りに来てみたら部屋は消えてしまったみたいだけれど、俺の中に確かにお前の存在はあって。 …連絡してみるのも考えたけど、流石にもう 忘れられてるだろうな と思って怖くて直接は出来なくて …お前が変えてなければ、今でもちゃんとメール残してて だから 出来るはずなのにな そもそも生きてるのかどうかも怪しいしな なんて言い訳自分にして …願わくば、お前たちが元気に 出来れば幸せに生きていて欲しい。 ツンデレな俺だって たまには、素直に 言いたい事いうよ きっと俺はお前たちのことずっとこれからも忘れられない 大好き…なんて、恥ずかしい事 目の前じゃ 言ってやれねぇから