[3] 戦闘好き
案② 神に見初められ、天使達からは授かりを受け、常に満たされて犯罪もない清く正しい秩序の保たれた世界があった。人々はそれが当然であり幸福であり正しいことと信じて天使らに管理されてきた。だが其処に、明けの明星が堕ちて来た。堕天使は天から追放された者。天よりも人間を愛し寄り添う者。されど代わりに悪と言う概念をもたらす者。水面に落とされた雫によって広がる波紋のように堕ちてくる。堕天使と悪魔へ枝分かれしていく。当然、天は此れを善しとせず、堕天使やそれに関わった者に天罰を下すべく天使を遣わす。しかし、神や天使が唯一無二ではないと知った人間は一体どうするか。悪が生まれれば当然邪神も目を覚ますだろう。堕天使達の力を借りて共に管理された世界へ反逆を起こすか。或いは天使から力を授かり共に悪を粛正するのか。何も出来ずに震えて結果を待つのか。人類の審判の時である。 ……綺麗事よりひねくれた物語が好きなせいで王道が浮かんで来ない！（　机ばん、／うるさ　）