青い君と赤い私【非募集】

…平等、か。ふ、やっぱり君は、優しいな。君の我儘なら、幾らでも喜んで聞こう。態々特別な事をせずとも、君が居てくれるのなら、これ以上の事はない。

>>1124

…理想とする主人像はないが、私はマスターに恵まれていたな。当然だろう。戦う為の身体だからな。我がマスターは随分と荒っぽい様だ。…待て、無駄な買い物はしないと言っただろう。私は見て来るから、君は待っていたまえ。（　理想、と言うと赤い悪魔の姿が過り思わず懐かしむ様に双眸を細めては、思い返せば主人には恵まれていたと笑みを浮かべ、戦う為の身体なのだから丈夫に出来ているのは当然だと頷き、青筋立てる相手に対して何処吹く風とかり肩を竦め、自分の知識の中には存在しない材料の数々に目を輝かせるも相手の発言に眉根を寄せるとそれは駄目だと左右に首を振り、　）

君の手を引くのなら…、もっと、別の事がいい。…そう、なのか。普通、失望して嫌気が差すものだと思うのだが…。

…、…眺めるだけとも、言っていないだろう。………、…制服、…否、セーラー服を君が着るなら検討する。…そうか。君になら、殺されても構わないとさえ思うよ。ぅ、…だ、駄目だ。いつか、鬱陶しく思う日が来るかもしれないだろう。甘やかされる事に慣れてしまったら、…きっと、元に戻るのは、難しい。…それは、君も人の事は言えないだろう。喜んで連れて行こう。楽しみにしていてくれ。良かった。…約束がある限り、不安に思う必要がないのだと言い聞かせられる。ひぁッ、あ、う、あ、ああッ…！ッ…、んっんぅ…。（　見透かされている事に対する羞恥心よりもこの状況を打破しなくてはと相手に言われた通りにもぞ、と身を捩るも遠慮なく探る指先に声が抑えきれず薄らと鋼色の瞳に涙の膜を張りながら振り返ると強引に顔を寄せて有無を言わさぬ様に唇を重ね、　）