青い君と赤い私【非募集】

>>810


君が行くなと言うのなら、私は何処にも行かないさ。…、すまない。もしや、とは思うが、心配を掛けさせてしまったか？…私を？…、…興味、だろうか。……。君は優しいな。そして誠実だ。寂しくない、と言えば嘘になる。だが、私の寂しさ等、取るに足らない事だ。所詮はその場限りのものなのだから、君が気にする事はない。君がしたい様にすればいいと思うし、負担にならない様にして欲しい。例え私の傍でなくとも、君が笑っていてくれるのなら、私はそれで構わないから。（　不意に掴まれると目を瞬かせるも、元々望まれない限りは離れるつもりもないと頷き、しかし相手の問に思い当たる節があり首を傾げ、自分に聞かれるとは思わずに首を捻るも、腕を組み考え込んだ後にぽつり、続けられた言葉にきょと、と目を丸くするも、直ぐに眉尻を下げ笑みを浮かべては溜息を吐く様な事ではないだろうと相手の頬を撫で、　）それは随分と頼もしい。だが、万が一にも君が倒れてしまってはいけないからな、寄り掛かるだけで十分だ。…ん、…そうだな。そうしてくれると、作り甲斐があると言うものだ。（　より一層強く抱き締められ力強さを感じ乍肩に頬を当てつつ目を閉じぎゅう、と抱き締め返し、重ね合う唇を擽ったく思いつつもこちらからも軽く押し当てては、作り手として何よりも光栄な事だと微笑み、　）


残念ながら、私はそう言った魔術には疎くてね。…成程、ではそっと席を外すと言い換えておこう。条件反射、…。気持ちいい訳では、ないのか？触れられるのは、…嫌か？（　特化した魔術以外の事はからっきしなのだから仕方ないと肩を竦めては、それならばこうすれば問題ないだろうと言わんばかりに頷き、切り出された言葉にはてと首を傾げては、快楽を得ている訳ではないのかと問いつつ嫌と言うのであればと見詰め、　）