青い君と赤い私【非募集】

>>829


何と言うか、愛で甲斐のある奴だな本当に。お前が傍に居る以上の幸福は無い、そんでお前が俺を愛してくれんならそれで満足だ。…そう拗ねるなって、頑固な所にも俺は惹かれてんだからな。そうなるとは到底思えんが、分かった、そん時はじっくり話し合おうぜ。（　何処と無く幼さを感じられる仕草に愛しさ募るばかりで、相手に望むのは大きく言ってそれだけだろうと此方からも強く抱き返しては首筋に鼻を寄せて深く息を吸って静かに吐き、相手の分かりやすさに思わず笑ってしまいながらも悪い意味ではないのだと首を振り、相手の手からするりと手を抜き取るとそのまま顎を掬い上げて後半を強調してはにっと犬歯を覗かせ笑って、　）っぅお？！…、わぁったよお前の胸に飛び込んだりしねぇから。…そのお前の願望ってやつが欲しいんだよ、俺は。（　支えていたものが突如消えるとバランスを崩して転びそうになるも相手の言葉思い返してか目前の体ではなく辛うじてベッドで身を支え、軽く鼻を鳴らして視線背けて、相手にはその意味が分かっていないと言いたげに首を振っては薄く笑い、　）


…は、安心しな。上手に出来た時にゃ、ちゃんとご褒美をくれてやっからよ。だってそれくらい言わねぇと自覚しねぇだろ？ふーん、そうかい。…んじゃ遠慮無く。…ッ、だから初めから言ってんだろ、お前が俺を好きにする代償だってな。（　予想してなかった何とも愛らしい反応思わず頬が緩み、する、と相手の髪に指を通しながら耳元でそっと囁いてやり、最早相手の素直じゃない所等重々承知の為にくつりと笑ってそっぽを向いているのを良いことに不意に首筋に甘めに噛み付いて、ふる、と睫毛を震わせては元々そう言う話だろうと問いだけに首を傾げ、　）